ノルウェーで行われたSEUSワークショップがヨーロッパのスマート船舶建造の未来を探求

2023年5月3日から4日にかけて、ノルウェーでスマートヨーロピアンシップビルディング(SEUS)EUプロジェクトの最初のワークショップが開催されました。このイベントは、業界パートナー間の協力と知識交換を促進することを目的とし、最初の日はオーレスンドのノルウェー科学技術大学(NTNU)で、2日目はウルスタインヴィクのウルスタイングループで開催されました。

ワークショップは5月3日に一般に公開され、すべてのパートナー機関からのプレゼンテーションが行われました。航海産業のデジタル化、船舶構造のデータモデル、船舶建造におけるイノベーション、新興技術トレンドなどのトピックが取り上げられました。このイベントは、関係者がヨーロッパの船舶建造業の将来について議論し、潜在的な協力の可能性を探る貴重な機会を提供しました。

SEUSチームメンバーの5月3日のワークショップ中の姿。画像提供:NTNU。

5月4日には、コンソーシアムパートナーがウルスタインヴィクで会議やプレゼンテーションの連続を行いました。アン・カトリン・バルスタッド(デザインマネージャー)とルナール・ムーレン(ウルスタインデザイン&ソリューションのマネージングディレクター)は、ウルスタインデザインと同社のイノベーションプロセスについて紹介しました。参加者はまた、ウルスタイン博物館を訪れ、ウルスタイングループの歴史について学び、ホセ・ホルヘ・ガルシア・アギスが造船施設が船舶建造プロセスをサポートするためにどのように設計されているかについての洞察を提供しました。

ワークショップ全体を通じて、船舶建造における計算ツールの役割と、業界の成長をサポートするためにさらに開発を進める方法についての議論が行われました。コンソーシアムはワークショップで生み出された勢いを活用するため、次のプロジェクトフェーズに向けたアクションポイントが特定されました。

このイベントはSEUSプロジェクトにおける重要なマイルストーンとなり、参加者は対面での議論や互いから学ぶ機会に感謝の意を表しました。プロジェクトの作業は既に始まっており、次回のフォローアップミーティングは2023年10月に予定されています。

SEUSチームメンバーが成功したワークショップとチームミーティングを祝います。カドマティックのリュドミラ・セッパラ(前列左から2番目)がワークショップにダブルサムズアップを示しています。画像提供:NTNU。