MULTI.engineeringが20年以上培ってきたCADMATICによる設計力

他分野に亘る品質

 設計会社がBWTSとSCRのレトロフィットプロジェクトにCADMATIC Laser Scan Modellerを使用

お客様の課題

  • レーザースキャンした点群と3Dモデルを組み合わせることで、レトロフィットプロジェクトにおける3Dモデリングの精度を向上させたい

CADMATICソリューション

  • Laser Scan Modellerは点群をCADMATICのモデルに取り込み、敷設工事や機械据え付けで、既存配管のルート変更、新規配管を行う場合のエンジニアリング時のオーバーレイとして利用するために使用します。

「新造船のプロジェクトでは、基本設計と詳細設計でCADMATICを使用し、お客様が3Dで進捗を確認したり、計算ソフトにデータ提供したりできるようにしています。詳細設計パッケージを使って、船体断面から外板、ゆったりした艤装に至るまで、すべてのスチールワークのフルプロダクションパッケージをヤードに納品します。配管作業も同様で、可能な限りCadmaticダイアグラムを使用し、より合理的な詳細設計プロセスで、クライアントの期待に沿ったフル生産のパッケージを提供するようにしています。」

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2021年、MULTI.engineering(マルチ)は創業25周年を迎えました。Multiは20年以上前からCADMATICのユーザーです。本社は、アントワープの南、スヘルデ川のほとりにあり、ルーツであるテムセの旧ボエル坑に近い場所にあります。Multiの他のオフィスは、オランダとスロバキアにあります。

Multiは、主に海事・オフショア分野のプロジェクトでCADMATICソフトウェアを使用していますが、時には工業プロジェクトでも使用しています。コンセプトデザインから詳細設計までのエンジニアリングを行い、海上施設の建設や試運転の際にはエンジニアや検査員による現場でのサポートも行っています。エンジニアリングの面では、Multiは、造船工学、構造設計、艤装設計、機関設計などさまざまな分野を自社でカバーしています。その他の分野についても、パートナーとの連携により、Multiのお客様を完全にサポートすることができます。

「当社の顧客は、ヨット建造、作業船、オフショアなど新造船建造、メンテナンス、改造船のいずれにも積極的に取り組んでいます。エンジニアなくして未来なし”という信条に加え、責任、すなわちプロジェクトを成功に導くためのチームこそが、私たちにとって非常に重要な原則です。それがMULTI.engineeringのすべてであり、言い換えれば「関与」なのです」と、Multi Design & Engineering Manager (Maritime & Offshore)Dieter Hoeterickx(ディーターホーテリクス)は言います。

CADMATICはMultiのメインCADツールで、様々な種類のプロジェクトやプロジェクトのステージで使用されています。

「新造船のプロジェクトでは、基本設計と詳細設計でCADMATICを使用し、お客様が3Dで進捗を確認したり、計算ソフトにデータ提供したりできるようにしています。詳細設計パッケージを使って、船体断面から外板、ゆったりした艤装に至るまで、すべてのスチールワークのフルプロダクションパッケージをヤードに納品します。配管作業も同様で、可能な限りCadmaticダイアグラムを使用し、より合理的な詳細設計プロセスで、クライアントの期待に沿ったフル生産のパッケージを提供するようにしています。」

3Dスキャンによる改装プロジェクト

Multi社は、改装プロジェクトでCADMATIC Laser Scan Modellerを使って新しいエリアの基本設計と詳細設計を行うことで、顧客が進捗状況を確認したり、設計にかかる時間を短縮できるようにしています。商船のBWTS、SCR、スクラバー設置のための改装を行います。ヨットの場合、改装は船体延長、技術スペースのアップグレード、新しいヘリデッキやシステムの設置などに関連することが多いものです。

「改装プロジェクトでは、3Dスキャンデータを、配置検討の際のオーバーレイとして使用したり、機器作業で既存の配管や新しい配管のルートを変更したりすることに使うことが多いです。」とディーターは言います。

メガヨット・プロジェクトの効率化を実現する電気モジュール

Dieterは、MultiもCADMATIC Electricalを使い始めたと言います。

「我々は、エンジニアリングプロセス全体の効率を高め、CADMATIC 3Dモデルを最大限に活用するために、メガヨットのケーブルルーティング用の電気モジュールを使って、いくつかのパイロットプロジェクトを実施しました。」

さらに、Multi社は現在、他のプロジェクトでElectrical Moduleを使用するよう別の顧客と交渉しており、長方形のHVACダクトの製造図面を作成するために新しいツールの使用を検討していると付け加えました。

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